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楽しみ方のヒント

 

教えて?安西さん

第45回(2009年3月号) 「スズメやカラスの雌雄はどうやって見分けるのですか?」

まだヒナの誕生には早い春先に、シジュウカラのヒナのようなかすれ声が聞こえてきたら、声の主は、求愛給餌を受けるメスのはずです。
question スズメやカラスの雌雄はどうやって見分けるのですか?
answer 交尾の際に、上になるのがオスです。スズメではさえずりや求愛、カラス類では求愛給餌や抱卵などの行動からも雌雄が推測できます。


おまけ情報

 スズメでは、春に一定の場所で複雑に鳴き続けたり、繰り返す鳴き方をするのがさえずりのようです。また、のけぞるように上体を反らして尾を上げるのが求愛ポーズと言われ、なわばり進入者を威嚇する時にも見られますが、いずれもオスと考えられます。抱卵は雌雄で行いますが、抱卵斑ができるのはメスで、夜はメスだけです(※1)。
 ハシブトガラスやハシボソガラスのペアでは求愛給餌が見られ、給餌する側がオス、給餌される方がメスであることが普通です。巣にこもるのは抱卵するメスだけですが、オスは高いところにとまってなわばりの監視にあたるほか、メスのために食物を探し、喉に蓄えてから抱卵中のメスに運んだり、巣の近くに隠したりしています。

リーダー役の方へ

 雌雄同色の鳥でも、春にはじまる繁殖に関わる行動から雌雄の推測が可能です。スズメの巣作りは雌雄で行いますが、「青葉を運ぶのは雄」と書かれた本もあります(※2)。メジロ、ウグイス、ツバメなどさえずっていればまずオスでしょう。エナガ、ウグイス、ヒヨドリなど抱卵がメスだけの種では、巣にこもっているメスの尾羽が傷んでいることがよくあります。求愛給餌はアトリ科やモズ科でも見られ、シジュウカラ科やカラス科とともに抱卵がメスだけのグループで発達したと言われますが、雌雄ともに抱卵するカワセミ科やコアジサシでも見られるし、カラス科でもホシガラスはオスも抱卵するようです。

※1『スズメ 人里の野鳥』佐野昌男 1988年 信濃毎日新聞社
※2『スズメ百態面白帳』太田眞也 2000年 葦書房

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