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楽しみ方のヒント

 

教えて?安西さん

第44回(2009年2月号) 「小鳥たちは、どうして春になるとさえずるのですか?」

厳寒の北海道でもスズメのくちばしが根元まで黒くなり、ハシブトガラがさえずり出すのは、日照時間の変化が影響していると考えられます。
question 小鳥たちは、どうして春になるとさえずるのですか?
answer さえずりには、なわばり宣言やメスを呼ぶなどの機能があると考えられており、日照時間が長くなることなどからオスは繁殖期の到来を察知して、さえずりをはじめるようです。


(写真/石田光史)

おまけ情報

 季節や雌雄を問わない単純な声を「地鳴き」、繁殖期の雄の複雑な声を「さえずり」と呼ぶのが一般的です。森で進化したと考えられるスズメ目の鳥は多くが小型で、さえずりを発達させました。ただし、ヒヨドリ科やエナガ科、カラス科などのようにさえずりが明確でない仲間もいるし、シメやウソなどあまりさえずらない種もいます。また、カワラヒワのビーンと聞こえる単純なさえずりもあるし、イカルではメスもさえずる上に、秋冬にも時々聞かれます。秋のさえずりはほかの種でも聞かれることがあり、種ごとのさまざまな鳴き方にそれぞれの意味、さらに季節や雌雄、成鳥と若鳥などによっても違う機能があるのかも知れません。

リーダー役の方へ

 鳥たちの声についてはまだわかっていないことも多く、さえずりの定義は厳密なものではありません。キジ目、カッコウ目、チドリ目、フクロウ目などでも雄が繁殖期に特有な声を持つ場合はそれをさえずりと呼ぶこともできますが、スズメ目で発達したような複雑な鳴き方はまれです。例えば、キジバト(ハト目)の雄のデデッポッポーという声には一定の節回しはありますが、季節を問わず聞かれ、さえずりのイメージと合わない面もあります。なお、スズメ目で複雑な長いさえずりを持ついくつかの種で後天的に学習が必要なことが調べられており、その過程は人間の言語学習の研究でも注目されています。一方、単純な声の場合、ニワトリ(キジ目)などの実験では、その声は遺伝的に受け継がれていました。

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