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楽しみ方のヒント

 

教えて?安西さん

第43回(2009年1月号) 「ジョウビタキはどうしてヒタキ科でなく、ツグミ科なのですか?」

寒さも本番を迎えますが、1月はカモ類のオスたちの求愛ダンスが見られるようになるし、シジュウカラのオスはツーピ、ツーピとさえずりを始めるなど、春につながる動きもあります。
question ジョウビタキはどうしてヒタキ科でなく、ツグミ科なのですか?
answer キビタキやオオルリなどのヒタキ科の足は比較的弱く短めで、枝先から飛び立って、主に飛翔性昆虫を空中で捉えます。一方、ジョウビタキやルリビタキ、ノビタキなどのツグミ科は足が比較的強く長めで、よく地上で採食する点が共通しています。


(写真/石田光史)

おまけ情報

 かなり昔に定着していた種の名前には、現在の分類による仲間とは違う名がついたままのものが少なくありません。ちなみに、当会発行の『フィールドガイド日本の野鳥 増補改訂版』では、ツグミ科でスズメサイズ前後の種を「小型ツグミ類」、ムクドリサイズ前後の種を「大型ツグミ類」と「イソヒヨドリ類」に分けています。ただし、「〜類」は便宜的なもので、学術的な分類ではスズメ目ツグミ科の次は、ジョウビタキ属(ジョウビタキやクロジョウビタキ)、ツグミ属(ツグミやシロハラ)などの「属」になります。「小型、大型」も学術的なものではなく、ハトやカラスのサイズを想定した場合、ムクドリサイズを中型と呼ぶこともあります。

リーダー役の方へ

 カワガラス(スズメ目カワガラス科)、ウミガラスやウミスズメ(チドリ目ウミスズメ科)、フルマカモメ(ミズナギドリ目ミズナギドリ科)など、種名から分類が誤解されやすい鳥がいます。カシラダカをタカの仲間と思う人もいるので、種名の後に何の仲間かを加えて解説するとよいでしょう。国によって呼び方が違うこともあり、アメリカではホオジロ科にSparrowを使うので、最近、日本鳥学会の『日本鳥学会誌』(Vol57,No.2)に観察記録が掲載されたウタスズメもホオジロ科です。ただし、スズメはスズメ目ハタオリドリ科スズメ属とされる一方、スズメ属をハタオリドリ科と分けてスズメ科とする考え方もあるなど、分類には諸説ある場合もあるし、今後、DNA配列をもとにした観点から変更がかなりあると言われています(前回参照)。

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