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楽しみ方のヒント

 

教えて?安西さん

第41回(2008年11月号) 「尾のない小鳥が飛んでいましたが、鳥は尾羽がなくても飛べるのですか?」

10〜11月はウグイスやアオジが公園や庭にもやって来る頃…と記したいのですが、彼らは北海道では秋に去ります。カイツブリ、キジバト、カワセミなども同様で、本州以南に南下するものが多いものと思われます。
question 尾のない小鳥が飛んでいましたが、鳥は尾羽がなくても飛べるのですか?
answer 鳥は広げた翼を打ち下ろすことで浮かび、進むことができます。ただし、飛行の安定、減速や方向転換に尾羽を使う鳥が多いので、通常あるはずの尾羽がないと着地や向きを変える時などに苦労するものと思われます。


おまけ情報

 スズメやカラス類でも、羽毛の枚数を正確に数えた人はいないようです。頭部の小さい羽毛はたくさんあって数えにくいし、夏より冬が多いはずだし、雌雄や個体による違いもあるでしょう。でも、翼や尾の羽毛については仲間や種によってほぼ決まっており、尾羽は多くの種で12枚です。繁殖を終えた夏から秋に、翼同様、左右対称に少しずつ抜けかわるようにして飛翔力が低下しないようにしているのが普通ですから、一度にまとまって抜けているとしたら、事故や病気かも知れません。なお、鳥の尾は尾羽の付け根の上側を覆う上尾筒と、下側を覆う下尾筒とともに構成されますが、上尾筒が尾羽より長いクジャク類やカザリキヌバネドリ(ケツアール)では、しばしば尾羽と混同されています。

リーダー役の方へ

 例外を補足します。翼の動かし方によっても減速や方向転換は可能で、尾が短い水鳥などの飛行では小鳥ほど尾羽が使われません(ハクチョウ類では、水掻きも方向転換やブレーキに使うのが見られます)。尾羽が12枚以上ある種はペリカン目・カモ目・チドリ目・ハト目・キジ目などにいますが、スズメ目でもトラツグミの14枚、ウグイスの10枚のような例外がいます。換羽では、カモ科のように風切羽をまとめて落とすために一時的に飛べなくなる鳥もいます。なお、翼の羽毛については当連載第16回(http://www.birdfan.net/bw/hint/anzai/016.html)、羽毛の重なり方については「ひなこのお散歩鳥講座」NOTE57(http://www.birdfan.net/bw/hint/hinako/057.html)を参照ください。

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